いやよいやよの演歌うた ・・・5・・・

いやよいやよの演歌うた

散りぬるを我が恥ずかし心人恋いの
溢るる涙指先にかくした演歌うた

浅い夢かしら あなたの声で目覚めた夜明け前
我が世たれそ 彩づくおもいかさなって
独りくちずさむ あなた・おしえた演歌うた
いやよ いやよの演歌うた 
酔ってみたい 酔ったふり
さぁさ ほどよく咲いて歌いましょう

淡い夢なのね 乙女心に芽生えた夜明け前
色は匂えど 常ならん妻から母へ
独りくちずさむ あなた・おしえた演歌うた
いやよ いやよの演歌うた 
酔ってみたい 酔ったふり
さぁさ ほどよく咲いて踊りましょう

明日を夢みたい 逢いたい人に逢えます夜明け前
有為の奥山 今日こえて微笑みあふれ
独りくちずさむ あなた・ おしえた演歌うた
いやよ いやよの演歌うた 
酔ってみたい 酔ったふり
さぁさ ほどよく咲いて乱れましょう
    1998年 (いろはにおえど数え唄)

団塊末子のつぶやき

いやよいやよの演歌うた

眠りの夢にいる自分が、生きている私であり、日々に暮らす自分こそ、睡眠の夢に見る己かも知れない。現実は虚ろで掴みきれない蜃気楼の如く、束の間、ため息をつき、すぐに消え過ぎてしまう。

浅い夢にいるあなたの声は、幼い頃からの心地良い想い出と重なる。いいえ、現実なのか、やっぱり迷ってしまいます。

この歌は、誰もが必ず辿り着くご当地ソングなのです。でも、どんな処なのか・・・?誰からも聞いたことはないのです。

ひとは年齢を重ねる程に、恥入る心から遠くなるようですが・・・人生は、恥と涙と笑い・・・そして、何よりもほどのよさです。

「いやよ・・・いやよ・・・」と、言いながら受け入れてあげましょう。酔ったふりして、譲り逢いましょう。

「あなた・おしえた演歌うた」は、一人で口遊(くちずさ)むもの・・・年齢を重ねる程に、微笑みあふれ口遊(くちずさ)むもの、そうして、有為から無為の空間に辿り着くのでしょうね。

明日を生きる為の、浅い夢淡い夢・・・今日こそは、きこえてきます、あのひとのこの人の・・・いやよいやよの演歌うた。

あぁ・・・逢いたい人に逢えます 夜明け前。  (合掌)

夕映えママのつぶやき

うたとは なんぞや・・・?

「嘘でうたは歌えない」じゃぁ私、人前で歌えないのは嘘だからでしょうか?歌うとき、自分がとても恥ずかしいのは、歌詩の裏に、深い意味が隠れていて、隠されたものが分らない自分に、気付いたからでしょうか?

「うたごころ・・・」何も分からずの歌い始めの頃「あなたは、うたごころがあるから、どんどん歌いなさい」と、言われましたが(あとで聞きました、そのお客さんは、歌い始めの人誰にでも、そう言うのだと・・・)じゃ、その、うたごころ・・・って・・・?

誰も教えてくれない、考えるほどに歌えなくなってしまいました。うたが上手く歌える事より、もっといろいろな・・・知りたい事が何なのかが、解からないもどかしさ。

そんな、もやもやを、胸に抱え込みながら、学びたい、知りたいと、渇望しても、お店と家庭に追われ、朝・夕、パタパタと流されていただけの自分に、強い嫌悪感を覚えながらも、どんな流れにも、素直にのれる柔軟さで、大忙しの「伊佐沼湖畔 夕映え」の、ママを演じていた日々でした。

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