やゆよ・・・やゆよ ・・・20・・・

やゆよ・・・やゆよ

ナニ・ナニ・・・ なにぬねの
そんなに辛いの?
「恋におちたらゲームセット」
出逢いはほんの戯れよ
人生ストライクばかりじゃ
つまんないものね あなた

ラリ・ラリ・・・ らりるれろ
そんなに崩れて?
「恋におちたらゲームセット」
出直しできる大人でしょ
人生アウトコースありよ
いいおとこだもの あなた 

マミ・マミ・・・ まみむめも
そんなに眩しい?
「恋におちたらゲームセット」
出来すぎてたのこれまでは
人生エンドレス・スートリー
ときにはあまえて あなた

やゆよ・・・やゆよ
私 あなたのマミーなの・・・
揺り篭ゆられて 夢のなか
・・・夢の中
                2019年

夕映えママのつぶやき

再会の朝

なんで、こんな、切ない、優しい、身を切り裂くような女の心情を、男が作詩作曲するのでしょうか?

歌…松尾和子、なぜに、ここまで、切々と、語って、ゆけるのですか?『再会』を超えたものとして、ちょっとだけ、涙ぐみながら、初めて、この曲を聴きました。車の中のテープで!つい、最近です。

給油の為、スタンドに寄りました。スタッフさんに、給油してもらう間、いつもは車の中で、せかせかと待っているのに、この日に限って、店内にある自働販売機の、飲み物でも買ってみようかと、そんな気分になり、ガラスの入口ドアを、引き、開いて入りました。

ガソリンの匂いと、目に飛び込んできたのが、店の隅に置かれていた、小さなテープラックでした。何本かの古びたカセットテープが、埃をかぶって、並んでいました。

お客様にテープを借りて、聞いたりはしていましたが、買った事はなかったのに、吸い寄せられたのです。その中の1本『松尾和子全集』・・・カセットテープのケースを拭きながら「安くしとくよ!」と、更に値引きしてくれました。『再会の朝』初めて聞く歌でした。

高校卒業までは、流行歌、映画音楽を身近の音楽として聴きました。『再会』と『誰よりも君を愛す』が好きでした。歌手松尾和子に、不思議な魅力を感じ、憧れを覚えました。

『再会』に謳われているのは、松尾和子の人生なのだと・・・監獄の壁をみつめつつ、泣いてるあなたを、私は、愛した男だと思っていたのですが、息子の事だと知りました。

松尾和子に、息子は似合わないような気がして、「あえなくなって・・・」待った男は、契り合った、少し気弱な、訳ありかもしれないけれど、思い込んだら一途で純な、あなた・・・と、私、勝手にイメージしていました。。

走る車を止めて、幾度か『再会の朝』を聴く「指折りかぞえ、また逢える日を・・・」イントロのメロデーに吸い込まれる感じ。うっ…と、息をのむような、なんだろう?衝撃がはしりました。ひとこと、ひとことが、胸にしっかりと刻みこまれます。レトロな曲調が、詩に向かって押し寄せて、迫ってきます。

「鉄の扉が開いて・・・乱れた髪を・・・あなたの、襟の、小っちゃなチリを、つまんだ指も、いつもの指よ、ふるえているの♪」いつもの指は・・・まな板の音がする時の、鏡の中の指よ、そうあの指よ・・・あなたに甘えたり、拗ねてみたり、おかえりなさいの指・・・そんな思いを語る三拍子(ワルツ)に、織り重なり合いながら、歌が流れてきます。

平々凡々な日常の、私には、この歌の世界に入り込む事は、できないし、分からない・・・でも、この歌が、息子への極致の情愛、母親の心なら・・・ふと思うのです。

松尾和子の息子への深い思慕は、男への絶望、あるいは他人への拒絶なのかも知れない・・・と。

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