今かもしれない･･･８･･･
今かもしれない あら！トンボがとまってる あの子たちが はいはいしていた縁側秋風に誘われて ふらりひとやすみ 電話きましたよ 故郷(くに)のみなさん かわりないって あなたも長いあいだ おつかれ様でしたこれから 二人の暮…
続きを読む →月: 2022年2月
飾れない女･･･９･･･
団塊末子のつぶやき ひまわり ひとりの女のモノローグ･･･愛した男の幸せだけを望む女。育む愛でなく、女が生きていくための、必然でしかない愛、行く末は、やっぱり別れでしかない愛･･･。それが自分の不幸と引き換えだと、本能で…
続きを読む →そして ･･･夏は来ぬ･･･10･･･
そして･･･夏は来ぬ 春は曙 夢をみた椅子に掛けたあなたのブルゾン心をこめて たたんでみたいのにでも･･･とどかないわ 妻じゃないの私人肌の涙で 目が醒めたのよ 秋は黄昏 ひとりだけ罪ね二人づれで来るなんてあなたの仕草 …
続きを読む →ねぇおしえてください ･･･11･･･
ねぇ おしえてください ねぇ おしえてください ふっと うたいたくなるのは なぜですか 一人きりで 小さな声で ささやくように自分のなかの もう一人の私に よびかけながら悲しみでもない 淋しさでもない 空っぽの心を 満…
続きを読む →沿線の女(ひと) ･･･12･･･
沿線の女(ひと)･･･ 心 コロコロ ころがっ･･･た こころひとつの 希望の夜明け 「足手まといだから･･･♪」 そっと 寄り添う年上の女 眩しすぎた 別れの予感 山の手沿線 ワンルーム 夢は ユメユメ 消え去っ･･…
続きを読む →はなびら・ふたつ･･･13･･･
はなびら・ふたつ 「あぁ雨だよ 哀しみ涙のように 降ってきた小さな倖せだけで いいのよ」あなたの背中に顔伏せて いやいやの首をふる「いけないのは 私だもの･･･」 レースのカーテン なみだ雨おもいで はなびら ひとつ散り…
続きを読む →半分分け･･･14･･･
半分分け 男はバカよ バカを半分分けて欲しいの わたし･･･あなたの好きな いい女のまま 生きていたい 深すぎる夢は 明日がみえなくなるわ 負けず嫌いは 少年時代にさよならでしょ 男のジェラシーは 男を哀しくさせる 女は…
続きを読む →アフターセブン･･･15･･･
アフターセブン 淡いピンク 君のルージュ ブランディーの薫り 彷徨う女心 「ジャズ それとも ボサノバ･･･？」 瞬(まばた)きしながら 僕に問いかけて 流れるのは 真っ赤な バラのフラメンコ 揺れてる 揺れてる･･･長…
続きを読む →あしたは天気･･･16①･･･
あしたは天気 下駄けとばして 夕焼けの空に お願いしたよねっ 「あ～した天気にしておくれ」 そんなに遠くないむかし 姉さんと手をつなぎ おうちに帰った 想い出いっぱい･･･いっぱい てるてるぼうず 軒下につるし お願し…
続きを読む →あしたは天気 ･･･16②･･･
あしたは天気 下駄けとばして 夕焼けの空に お願いしたよねっ 「あ～した天気にしておくれ」 まぁるい茶ぶ台 夕げのおかずはなぁに そんなに遠くないむかし 姉さんと手をつなぎおうちに帰った 想い出いっぱい･･･いっぱい …
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